駆け込みな春 反動の春
2004/03/24 開業物語
さて、年度末であることとや
国立大学の独立行政法人化前の駆け込み出願(?)等で
特許業界は、みなさん結構お忙しいのではないかと思いますが
弁護士業界は、意外にも、3~4月にかけては
一年で最も(?)ゆっくりできる時期だそうです。
(と言っても、十分お忙しいのですが)
というのも、裁判官の4月の定例移動前のこの時期は
”心証は引き継げないものだから
どうせ移動するかもしれないこの時期には敢えて証人尋問等を行わない”
という事情等のため、
裁判所に出向く仕事が小休止となるからなのだそうです。
特許庁の場合には、出頭して行う仕事がごくまれなためか
そういった意味での仕事の波はあまりないように思います。
しかし、弁護士さんは
この反動で、4月後半から、猛然とお忙しくなるとのこと。
この点は、丁度
特許庁の新任の方式審査官が初仕事ではりきっておられるためか(想像)
やたらめったら、方式補正指令が来て
春は、その対応に追われる・・・・・という特許業界と
ちょっぴり似ているような気がしました。
昔の話ですが、
「○○町一丁目××番」
と書いて出したところ
方式指令がかかり、どこが問題なのかよくわからなかった私に
誇らしげに電話で宣言された方式審査官がいらっしゃいました。
”日本には、
「○○町一丁目××番・・号」
あるいは
「○○町一丁目××番地」
という住所はあっても
「○○町一丁目××番」という
(番で終わる)住所は存在しないんです!”
勉強になりました・・・・ハイ
もっとも、特許庁のユーザーフレンドリー政策が始まってからは
随分とこういった逸話も減ってしまい
ネタが仕入れられず寂しいような気もします。
フレッシュマン張り切る・・・の図