胃カメラ検診で分かるサービス精神
胃カメラを飲んだ。
韓国の占い喫茶(これは非常に良く当たった!)で
”あなたは胃腸が弱い”
と指摘されても
C社ポテトチップス一袋一気が得意技の私は
せせら笑っていたのに・・・である。
そう言えば、最近
風邪を引くと、すぐお腹を壊すようになった。
年のせいで、本来弱かったところが出やすくなったのか??
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
胃カメラデビューが
いかに大変だったかは ここでは省略するが
その後、思わぬところで感動体験が待っていた。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
検診後、病院の周辺にある大型ショッピングセンター内に
素敵なイタリアンの店を発見!!
胃カメラを飲まれたことのあるかたはご存じと思うが
検診後、1時間くらいは、飲食禁止である。
これは、胃の粘膜を溶かす薬を飲んでいるためだ。
しかし、ショッピングセンターで
ぶらぶら買い物等している内に既に一時間近く経っている。
しかも検査のため前夜から殆ど何も食べておらず
胃は空っぽである。
チャ~ンス!!今日はここで素敵なランチね!(^O^)/
ところが!
一体どうしたことか。
それまでウキウキ注文していたのに
目の前に料理を出されたとたん
突然の膨満感。
しかも一口、二口食べただけで、ついには○○気まで・・・・・
(美しい話題で、すみません(^^;;・・・)
最後は脂汗まで出てきてしまう始末。
一体私、どうしちゃったんだろう!?
20~30分、スパゲッティとにらみ合いを続けた。
が
”こんなしかめっ面でスパゲッティをにらみつけている客がいると
店にとっても迷惑であろう”
と思い至り
泣く泣く食べるのを諦めて帰ることにした。
しかし、そのまま席を立っては
まるで、スパゲッティが美味しくなかったかのようである。
「すみません。急に胃の調子が悪くなって、食べられないので
申し訳ないですが、下げて頂けませんか?」
私のおかしな様子に気づいていたウェイトレスさんは
ちっとも驚かず快く下げに来てくれた上
「(食後の)珈琲だけでもお持ちしましょうか?」
と言ってくれた。
飲めないとは思ったが
せっかくの気遣いが嬉しかったので
一応御願いした。
しかし、不思議なことに
大変美味しく頂けたのである。
シロップをたっぷり入れたアイスコーヒー。
ふと思い当たることがあって、
病院で貰った、注意書きを読んでみた。
”検査直後は、一時的な血糖値の低下により
吐き気等を催すことがありますが
糖分の摂取により、すぐに治ります。”
あっつ!!!
(先に気付け!先に・・・(-“-#))
しかしさすがの私も
最早スパゲッティにリベンジしようとは思わなかった・・・・・・(;^_^A
アイスコーヒーのシロップのお陰で
すっかり元気になって、さてお会計。
あ~あ・・・・・。
こんなことなら、わざわざランチセット(サラダ+珈琲付き)
なんかにするんじゃなかったなぁ。
(レジのお姉さん)「お食事されていませんので、お代は結構です。」
「は?・・・・でも、注文したのは私ですし。
きちんとお支払いしますので。」
「いぇいぇ。お食べになれなかったご様子は
(厨房のものも)皆分かっていますし
お金は頂かないでおこうと言うことになっていますので。」
「え。でもそれじゃ悪いし・・・・。」
「それでは、珈琲代だけ、頂きます。
また、元気になった時に食べにいらして下さいね。」
(T_T)(滂沱)
これぞ、プロのサービス!!
(お姉さん~ごめんなさい~!
病院がちょっと不便な所なので、当分行けません・・・・。
が、いつか必ず食べに行きます(T_T)/)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
弁理士業でも見習いたいものである。
例えば、明細書をほぼ完成に近いところまで作成してから
やむにやまれぬ理由で出願中止になったとしたら・・・・・・・・・・・
”お代は要りません。
元気な時に、また出願に来て下さいねo(^o^)o”
・・・・・・・・・・・・・ニッコリ笑って言えるだろうか・・・・・・・・・・・・・・
後日談
胃カメラ検診の結果を、半年ぶりに聞きに行く。
行く前は、大騒ぎしたくせに
当日、モニターを見ていた検診医さんが
・・・と言ってくれていたので
安心してしまって
検査結果を取りに行くのを
先延ばしにしてしまったのである。
というのも、検診結果は
検査病院に紹介状を書いてくれた、かかりつけ医のところに送られ
本人には直接来ないからである。
全く、不思議なシステムである。
カルテを見ながら説明される。
(先生)「”萎縮性胃炎”です。」
(私)「はぁ?」
(先生)「これはですね~、胃潰瘍とか・・・(間)・・・。」
(私)えっつ!?
(先生)「・・・・・ガンとか、そう言うのでは無くて・・・・」
おぃおぃおぃおぃ・・・・!!
医は仁術
・・・・では無かったのか・・・?
健康診断の結果
サービス精神の勝敗に軍配が上がったのが
病院よりもレストランだとは・・・・・。