私はトマト

2002/09/30  開業物語 

事務所名を決めた後も、慣れないうちは気恥ずかしいものである。

自分以外の人から、事務所名を初めて呼ばれたのは
銀行の待合い所。

事務所用の口座開設のため
イスに座って待っていた時のことだ。

「ともとっきょじむしょ様~」
との窓口の声に
(自分で決めておきながら)
”いゃーっつ!止めて!はずかしぃー!!そのまま読まないでーっつ!!”
(他に呼びようは無いのだけど)

・・・・なんて思ってしまったものである。

私はトマト

最近漸く、電話に出ても、舌をかまずに言えるようになってきたし
”○○○○(長年勤めていた会社)知的財産権センターでございます。”
と言いそうになって、慌てることもなくなってきた。

それでもまだ、色々と困難が待ち受けている。

先日、あるお客様のオフィスを訪ねた時のこと。

受付で、いつもの通り、事務所名と氏名を名乗ると、
”あの・・・とまと・・・??・・・・(何でしたっけ?という困った顔)”
と言われてしまい、私も思わず吹き出しそうになった。

なるほど・・・・・
ともとっきょじむしょ”
と耳だけで聞けば、そう来るか・・・・・。

母に小さい頃
冗談まじりに、”とまと”
と呼ばれていたことを懐かしく思い出す・・・。

事務所名をあきらめて
氏名だけ再度名乗ったところ
受付嬢は、明らかにホッとしていた。

今、このエッセイを書きながら
”今度からは名刺を出して、漢字を示しながら、名乗るようにしよう!”
・・・・・・・と思いついた。

私はトマト

HPを書くことで、自分の仕事のプラスにもなるなぁと改めて思う。

(電話の時には、漢字を示せないので、別の技を考えなくてはっつ!
もし、良い策があれば、掲示板 or メール等でお知らせ下さい。)


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