韓国特許庁訪問記
平成15年1月1日~5日まで、韓国を訪問してきました。韓国特許庁での審査官との交流と、韓国弁理士さん達との交流が主目的でしたが、その他にも、とても盛りだくさんな旅行となりました。
韓国の原宿(?)ミョンドン(明洞)にて
1月1日:到着/漢字が無い!
到着した仁川(インチョン)空港は、とても近代的で綺麗な空港でした。数年前のガイドブックに載っていなかったことから、どうやらできたばかりのようです。尚、これまで使われていた金浦(キンポ)空港は、国内線用として今も活用されているとのことでした。
街に出てみると、想像以上に漢字表示が少なかったです。これは、ハングルが禁止された歴史を慮った“ハングルを大切にしよう”・・・という政策の一環のようです。たいていアルファベット読みが併記されているのですが、ハングル文字しか表示がない場合、全くお手上げでした。今まで、色々なところへ海外旅行し、一人旅もしましたが、こんなに焦ったのは、初めてでした。
1月2日:眼鏡/占い喫茶/サムゲタン(スープ)
眼鏡は格安!
韓国の物価は、日本と変わらないという印象を受けましたが、交通機関と眼鏡だけは、異常に安かったです!眼鏡は、30分ほどで作って貰えて、形状記憶のフレーム使いで約5000円!!思わず、必要もないのにもう一個作ろうか・・・とさえ、思いました。日本でウン万円もしたのは、何だったの??
占い喫茶
韓国でも有名な四柱推命の占い師さんが、喫茶店まで来てくれて、珈琲を飲みながら占って貰えます。
その占いによれば、28歳から32歳まで、私はとても辛い時期だったとのこと。
確かに、私は28歳から弁理士試験の受験を初めて、合格したのは33歳・・・。うーむ!スゴイ!
43歳になったら、お金が入ってくるそうですので、そのころまで頑張って事務所を維持しようと心に誓いました!?
サムゲタン(スープ)
韓国料理は、どれも皆、とても美味しかったのですが、中でも特に気に入ったのが、サムゲタンという料理でした。これは、鶏のお腹の中に、餅米や高麗人参を入れて煮込んだものなのですが、これが、想像以上に美味しくて、滞在中二度も食べてしまいました。最後に仁川空港で再度食べようとしたのですが、料理に時間がかかるためか、空港内のどのレストランのメニューにも無く、泣く泣く諦めて帰ってきました。これを食べに、また絶対に行くぞ!!!
1月3日:韓国特許庁訪問/弁理士さん達との交流
昼~夕方;韓国特許庁(KIPO)訪問と、審査官との交流
韓国特許庁(KIPO)にて
韓国特許庁は、約5年前にソウル市内から車で約2時間半もかかる郊外のデジュン(大田)に移転しました。ここは、政府機関が集まった新しい都市で、とても綺麗なのですが、ソウルと比べるととてものどかなので、これはもう、“仕事するしかない!”・・・という感じでした。
今もソウルには、出願等の簡単な窓口業務ができる特許庁の分室が残っていますが、込み入った案件となると、ここまで来ないといけないので、出願人や代理人は大変だろうな・・・と思います(ちなみに、今、新幹線のような特急列車線路を建築中で、これができると、少しは近くなるようです。)。
韓国特許庁の審査官と
今回、2人の若手審査官とお目にかかることができましたが、韓国特許庁の審査官は、年間約300件もの審査をこなしておられるそうで、思わず“You are super men !!”と叫んでしまいました!審査官との面接は、日本ほど形式張らずに行われていて、審査官とも、フランクに相談できるようです。今回お目に掛かった審査官も、とてもフレンドリーでした。
夜:韓国弁理士さん達との交流
今回は、知人の紹介で、1997年度合格の韓国弁理士さんの同期会にお邪魔しました。皆さん、とても日本語がお上手で、しかも日本のことを良く勉強されていました。私は、今回たまたま縁があって訪韓するまで、あまり韓国のことを知らなかったので、恥ずかしかったです。丁度私と同じ頃に一人で独立された女性弁理士さんが来ておられて、年齢も専門分野も同じであることから、とても親近感を持ちました。私も、彼女に負けないように、頑張ろう!と思います。
1月4日:独立記念館見学/NANTA(非言語劇)
独立記念館見学
日本の教科書問題を期に、数年前に建てられたそうです。“過去の加害者を許すことはできるけれど、歴史的な事実を忘れてはいけない。”というメッセージに、心を打たれました。
NANTA(非言語劇)
日本にも数年前に来た、非言語ミュージカルNANTA(乱打)。包丁でリズムを刻む迫力は、想像以上でした!将来のブロードウェイ進出も狙っているそうです。がんばれ!NANTA!!
おしゃれな喫茶店
ここは、おしゃれな店が多いと聞いて、でかけていきました。確かに、良い雰囲気の店が多く、この店も、壁一面が白で統一されており、とても内装が素敵でした。